ふるさと納税はランキングよりも限度額が重要？確定申告の仕組みも要チェック！

ふるさと納税は、限度額や確定申告などの
仕組みさえ分かれ誰でも簡単に行うことが可能です。

ふるさと納税人気ランキングは…？

ふるさと納税ってどういう仕組み？

ふるさと納税が始まって８年が経とうと
しています。

ふるさと納税そのものの認知度は高いの
ですが、細かい仕組みは皆さん意外と
分かっていないもの。

これからふるさと納税してみよう、
という方も今一度仕組みを再確認して
みましょう。

ふるさと納税とは、好きな自治体に
お金を寄附すること。

 

納税額は2000円以上の寄附が
原則となります。

自治体は、日本国内の自治体なら
本当にどこでも良いのです。

 

住んだことのない自治体でも大丈夫。
また複数の自治体にふるさと納税を
収めることも可能です。

ふるさと納税で納税されたお金は、
その自治体が公開している各事業から
指定することができます。

 

例えば「子育て支援」「農業推進」などなど。
収めた税金が、どのようにして使われるかが
開示され、さらに自分で選ぶこともできるのも
ふるさと納税の人気に理由です。

ふるさと納税のメリットはそれだけでは
ありません。

 

ふるさと納税を収めると、自治体から
納税額に合わせて御礼の品が届きます。

その自治体の特産品や観光地なら宿泊券、
または漁業や乗馬体験など。

 

その他ユニークな御礼をしている
自治体もたくさんあります。

またふるさと納税は、住民税の控除も
適用されます。

 

2015年4月1日から、住民税の控除額は
１割から２割に。

それと所得税の控除額を合わせ、2000円を
引いた額が全体的な税金の控除額です。

 

ふるさと納税を利用すれば、節税にも
なるという嬉しいことばかりの制度です。

2014年度まで必要だった確定申告が、
2015年から不要になりました(一部例外あり)。

また逆にふるさと納税をすると損をする
ケースもありますので、仕組みをよく理解
してから納税しましょう。

 

ふるさと納税に限度額？

ふるさと納税は、納税額によっては
所得税と住民税が、2000円の自己負担額
だけになる、という夢のような制度です。

しかしそこはご注意を。
所得税や家族構成によって、ふるさと
納税で全額控除(2000円のみ自己負担)の
限度額が決まっています。

 

それ以上ふるさと納税してしまうと、
逆に損をする場合があります。

限度額シュミレーションは、
インターネットで簡単に計算する
ことができます。

 

また所得や家族構成に応じた限度額の表は、
総務省のホームページでも公開されて
いますので、ぜひ参考にしてください。

 

ふるさと納税は確定申告が必要？

ふるさと納税すると、確定申告を
しなくてはいけないので面倒…という
のが今までふるさと納税が敬遠されて
きた理由でした。

しかし、2015年度から確定申告なしの
「ワンストップ特例制度」が始まり、
ふるさと納税がますます利用しやすく
なりました。

 

この制度は、従来は「所得と住民税
からの控除」だったのが「住民税から
の控除」となります。

ふるさと納税をした自治体へ、
「寄付金税額控除に係る申告
特例申請書」を提出する必要が
あります。

 

これによって、ふるさと納税を行った
自治体が代わりに控除手続きを
行ってくれるのです。

この申請用紙は自分で総務省の
ホームページから手に入れるか、
ふるさと納税をした自治体から
送付してもらうかの２通りあります。

 

すべての自治体が、申請書を送付して
くれるとは限りません。

また申請にはマイナンバーも必要です。

 

しかし、以下の方は確定申告が必要となります。
所得が2000万円を超える方。
2015年1月1日から3月31日までに
ふるさと納税を行った場合。

住宅ローンの初年度控除、家賃収入、
株の配当金などで確定申告が必要な場合。

 

場合によってはふるさと納税のみの
確定申告が必要となる場合も
ありますので、自分はどのケースに
当てはまるかを良く知っておきましょう。

ふるさと納税人気ランキング
ふるさと納税にも人気ランキングが
あります。

 

ランキングは御礼の品や、事業などで
選ばれているようです。

ランキングの上位は、お米。
お米どころ東北地方が人気のようです。
単にお米が美味しいから、というだけ
ではなく、東日本大震災の復興支援の
意味もあるのでしょう。

 

あとはやっぱり牛！

佐賀県上峰市　佐賀牛サーロインブロック
佐賀県小城市　佐賀牛ステーキ肉
岐阜県川辺市　飛騨牛サーロインステーキ
山形県上山市　山形牛モモステーキ
熊本県高森市　あか牛セット

などなど、牛肉で有名どころの
ほとんどは御礼にブランド牛が。
自治体によっては還元率が100％を
超えるところも。

 

事業でのランキング上位は、
殺処分ゼロの取り組みや、
伝統工芸、または統廃合される
学校の保全などです。

事業や御礼などでふるさと納税を
する自治体を決めるのも一つの手でしょう。

 

日本の各地には、素晴らしい取り組みや
特産品がまだまだ残っています。

それらを守るためにも、ふるさと納税に
注目してみてください。