70年代ファッションがブームになっている現在、
スエードが注目されつつありますね。
スエードとは、子牛や子羊の皮をなめして
起毛させた生地のことです。
主に靴の素材として使われていますが、手袋やジャケット、
女性用のサンダルなどにも使用されています。
夏でもスエードファッションは大丈夫でしょうか…?
スエードとはどんな生地?
スエードとは、革を手袋や袋物などに使えるように
なめした生地のことです。
いわゆる「なめし革」です。
スエードの生地の生成方法とは、子羊や子牛の皮の裏面(肉面)を、
硫酸クロムという化合物を使ってなめし
最後にサンドペーパーなどで磨いてわざと毛羽立たせる製法です。
皮の表側(銀面)は傷が多く加工できな皮を
利用するのがスエードの特徴です。
また、ローラーなどを使って毛羽立てた
木綿の生地もスエードと呼びます。
毛羽立った革の生地では、他にもヌバックという素材もありますが、
ヌバックとは、スエードとは逆に皮の表面を加工した素材のことで、
スエードよりも毛羽立ちが短い点が特徴です。
スエードは主に靴に利用されています
スエードと言えば靴の生地で有名です。
皮なので足に馴染みやすく履き心地も抜群で、さらに仕事、
プライベート両方のシーンに合うので
社会人なら1足は持っておきたいスエードの靴。
ウールのパンツ、デニム、ツイードのスーツまで相性抜群です。
起毛の靴なので、ワックスはできませんが撥水性は充分にあります。
さらに防水スプレーをかけておけばさらに防水効果が高まりす。
急な雨でも大丈夫ですね。
スエードの靴は、汚れやすいデメリットはありますが
お手入れは簡単。
まずは目立つ汚れを取り除きます。
泥は濡らした布で拭き取ります。
落ちにくいような汚れは、スエード専用の
汚れ落としが靴屋で販売されています。
埃やゴミはスエード専用のブラシで取り除きます。
仕上げに、スエード用のミストを吹きかけて色褪せるのを防ぎましょう。
汚れていない時も、防水スプレーや
靴用ブラシでのブラッシングはしておきましょう。
こまめなお手入れで、長く履くことが可能です。
夏でもスエードを楽しみましょう
スエードは、革の質感や見た目から
秋冬のアイテムというイメージがありますが、
夏でも充分に身につけられるスエードはたくさんあります。
スエードの靴でも、スーツやロングパンツに
合うデザインがほとんどですが、
スニーカーのスエード靴もあるので、Tシャツに
ハーフパンツでカジュアルなファッションが楽しめます。
また、女性向けでもスエードのパンプスがあります。
見た目が重たいデザインでなければ
夏のファッションと充分に合わせることができます。
現在は70年代ファッションの再流行で、スエードを使ったワンピースや
ジャケット、サンダルが多く出回っていますね。
スエード製品のラインナップは豊富ですので、夏でも冬でも可愛く、
かっこよくスエードを楽しめます。