鏡開きとは、お正月が明けたら
鏡餅を食べる風習です。

鏡開きや鏡餅の由来は何なのでしょうか。

2016年の鏡開きの日は?

お酒の樽を割ることも鏡開きと
言いますね。

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鏡開きの由来とは?

目次

鏡開きとは、お正月に供えていた
鏡餅を食べる行事のことです。

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鏡開きの由来は不明ですが、
室町時代にはすでにこの風習は
あったそうです。

元々武家で男子は鎧具足に、
女子は鏡台にそれぞれ鏡餅を
飾っていたそうです。

 

それが江戸時代には民衆に広まるように
なりますが、武家ではない家には具足はないので、
神棚に飾られるようになったそうです。

鏡餅とは、三種の神器の1つである
八咫の鏡の形に似せてお餅を丸型にしたことが
由来とされています。

 

また、八尺瓊勾玉を意味する橙、
天叢雲剣を意味する串柿、
子孫繁栄、長寿などを意味する
シダ、エビ、昆布などと一緒に
神棚に飾るものです。

お正月の間神にお供えしていた鏡餅は、
神様の力が宿るとされています。

 

神様に感謝しながら食べると、
その1年は神に守られ、無病息災で
いられるとも言われています。

鏡開きとは、そんな意味がありますが、
お餅を食べるのに「開く」は妙ですよね。

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なぜ開くのかと言いますと、
お正月からお餅を「切る」では
縁起が悪いため、何より神様の力が
宿ったお餅を刃物で切るのは
不敬とされていました。

 

ですので、木槌か手を使って
お餅を分けて食べていたのです。

「割る」も縁起の悪い言葉のため、
割るが転じて「開く」になったのが
「鏡開き」という言葉の由来とも
言われています。

 

縁起を気にする日本人らしいですね。

ちなみに、鏡餅の食べ方は、
どのような食べ方でもOKです。

焼いて食べても良いですし、
お汁粉も美味しいですよね。

 

家族で1年の無病息災を
願いながら食べましょう。

 

2016年の鏡開きはいつ?

鏡開きは例年1月11日に行われます。

つまり、2016年の鏡開きも1月11日。
ちなみに京都は1月4日が鏡開きです。

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鏡開きは祝日ではないので、2016年ではなくても
ほとんどの鏡開きは1月11日ですが、
確実に11日に行わなければならない訳では
ないので、都合の良い時に
鏡開きをしても良いでしょう。

 

なぜ11日かと言いますと、
元々は1月20日に行われていた行事でしたが、
江戸幕府の3代将軍徳川家光が亡くなったのが
4月20日のため、20日では縁起が悪く、
11日になったというのが定説です。

しかし、これも明確な由来ではないと
されています。

 

江戸時代の商家の仕事初めが
11日であったため、11日が鏡開きをする日と
なったとも言われています。

鏡開きは、お正月が終わり、
仕事を始めるともされています。

 

鏡開きを終えたら、お正月飾りも
処分しましょう。

清々しい気持ちで
2016年を始めたいですね。

 

お酒も鏡開き?

お酒の大きな樽の蓋を木槌で
叩いて開けて皆で飲むことも
鏡開きと言いますね。

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お正月の鏡開きと同じ名前で
ちょっと紛らわしいですが、
お酒の鏡開きはお正月とは関係ありません。

 

武士が戦場へ行く際に、味方を
鼓舞するために酒樽の蓋を勢い良く
割ったことが始まりとも言われています。

酒樽の蓋は丸いので、
鏡に見立てられ、
やはり割るは縁起が悪いので「鏡開き」と
呼ばれるようになったとか。

 

お酒は元来喜びを表す神聖なものです。

その喜びを皆で分かち合うという意味から、
結婚式を初めとする多くの慶事で
鏡開きが行われています。

 

お正月も喜ばしい日です。

お酒とお餅のダブル鏡開きも
楽しいかもしれません。

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