山田豊明さんが社長を務める山田工業所
そこで作られる山田式と呼ばれるチタン製の
中華鍋が今話題です。
店舗などで購入できるものなのでしょうか?

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そもそも山田式とは?

目次

横浜市金沢区にある、山田工業所。

テレビ番組「モーニングショー」で
社長である山田豊明さんが特集されたことで
注目を集めることとなりました。

通常の中華鍋が機械を使い一気に作り出す
「プレス式」なのに対し
山田豊明社長は「打ち出し」という
特殊な機械で何度もハンマーで叩いて作るとのこと。

こだわりの職人気質で作られた中華鍋は
なんと、中華街のシェア80%を誇っています。

 

注文数は多い時で月約700個。
山田豊明社長の熱い思いが一つ一つの
鍋に込められているんですね。

山田社長のすごいところは
そんな数の注文があっても
「注文や依頼はすべて断らない」という
信念を持っているそうです。

そんな山田豊明社長だからこそ
プロの料理人をも唸らせる
中華鍋が出来上がる気がしますよね。

 

そして、日本で唯一の「打ち出し」製法ということで
「打ち出し式」ではなく「山田式」と呼ばれるように
なりました。

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山田式の中華鍋

山田式と一般的な中華鍋は
一体何が違うのでしょうか?

製法によって、そこまで変わるものなのか?
と疑問に思いますよね。

打ち出しの山田式は、何百、何千と細かく
ハンマーを打ちつけることにより
鉄の厚みの調整ができるのが特徴です。

場所によっては中華鍋自体の厚みを
薄くして、熱が伝わりやすい構造にする
こともできるというのです。

熱が伝わりやすいのに、焦げにくいという
本当にプロの料理人にはありがたい構造ですよね。

 

ハンマーで叩いてできる、デコボコが
焦げを防ぐことに繋がるのだとか。

更に、一般的なものと違い
山田式の中華鍋は軽いというのも特徴です。

鉄自体をハンマーで叩いて伸ばすことに
よって、200〜300gの差が出ます。

 

中華鍋は動かしたりすることも多いので
軽いというのも大きなメリットになりますよね。

そして、どんな注文や依頼も断らないという
山田豊明社長は実はチタンでの中華鍋を
作ったこともあります。

諸事情により、思い鉄鍋が振るえなくなった
料理人から、軽い素材であるチタンで
作ってほしいとの依頼がありました。

 

しかし、当時チタンの加工は難しく
同業者はお手上げ状態でした。

山田豊明社長は、出来上がったばかりの
「自動打ち出し機なら作れる」と
依頼を受けました。

ハンマーで叩くこと、およそ2万回。
チタンの中華鍋を鉄鍋の約半分の
重さで完成させました。

そこから、諦めていた料理人たちの
耳に渡り、いつの間にか中華街のシェア率80%を
達成したんですね。

 

山田式の製品はどこで買える?

すごくいい中華鍋ということは分かりましたが
一般家庭では、中華鍋はほとんど使いませんよね。

山田式で作られたフライパンが
店舗などで購入できると嬉しいですよね。

調べたところ、ホームセンターなどの
実店舗では置いていないようですが
ネットショッピングでは購入可能ですね!

 

出来れば実店舗で実物を見てから
買いたい気もしますが
使った方々の感想もいい評価が多いので
ネットショッピングでも問題ないかと思います。

中には
「家庭用にはちょっと重い」
「めんどくさがりには手入れが大変」
などの意見もあります。

 

中華鍋というとチャーハンというイメージが
強いですが、基本的に揚げ物でも
炒め物でも万能に使えます。

ただし、購入時に一つ注意しなければ
ならないのが「空焚き処理」です。

鉄の中華鍋は錆止め剤が塗ってあり
この錆止め剤を剥がすのに必要な処理です。

 

まったく分からない人がやると
上手くできずに、その後ちゃんと使えない
といった不具合もあります。

「空焚き処理済み」という製品も
ありますので、購入の際は確認して
処理済みのものを買うといいかもしれないですね。

 

まとめ

並々ならぬ情熱を中華鍋に注ぐ
山田社長が作り上げた山田式中華鍋。

プロの料理人でなくとも
一個くらいは持っておきたいと
思わせる代物です。

今後もその情熱を忘れずに
いい中華鍋を世に送り出してほしいですね。

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