白血球基準値とは一体どのくらいなのでしょう?

もし数値少ない場合、体に起こる影響とは。
白血球が多い場合は白血病なのでしょうか…

 

白血球とは、血液の成分の一つで、免疫機能を担う重要な成分です。
体外から侵入したウイルスや細菌などを排除し、
かつ免疫を高める機能をはたらきをします。

血液検査ではWBCと表示されます。

白血球にも実は顆粒球、リンパ球、単球に分かれ、
さらに顆粒球にはギムザ染色という染色法により、
好中球、好酸球、好塩基球に分かれます。
ですので、厳密には白血球には5種類があると言われます。

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顆粒球は、細菌などを排除し、人体を守る働きがあります

目次

ウイルスなどの外敵に向かって自ら進み、丸呑みするように
取り込んで殺菌、消化します。
白血球の内、60%がこの顆粒球であり、
血液の中で人体を守っています。

 

リンパ球は、リンパ管の中に存在する白血球で、
白血球の25%を占めます。
ウイルスや腫瘍細胞には主にこのリンパ球が担当しています。
顆粒球が活性酸素や細胞内の酵素を使って異物を殺菌、消化
するのに対し、リンパ球は抗体を使って異物を攻撃します。

 

単球は、白血球の中でも一番大きく、骨髄で生産されます。
顆粒球同様、異物を取り込んで細胞内の酵素で消化しますが、
異物の一部と細胞を融合させ、免疫を作るはたらきを持ちます。

白血球の基準値って?数値が多いとまた少ないとどうなるの?

 

さらに、血管の外へも移動することができ、異物から体を守ります。

 

白血球と言っても実は細かく分かれ、
それぞれに重要なはたらきがあることが分かります。

 

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白血球の基準値とは?

白血球にも、基準値というものがあります。

 

端的に言えば、免疫力が下がっている場合は白血球が少ない時、
何か体のトラブルを抱え(風邪など)、体がウイルスなどと戦って
発熱を起こしている場合は白血球は増加します。

白血球 少ない

 

白血球の基準値は、3,500から9,800/μlです。
かなり個人差がありますね。

 

ですので、ただ血液検査をしても、その人の白血球の基準値
分からない場合は、白血球の過多だけでその人の体の状態を
正確に判断することはできないのです。

 

もちろん、白血球の数値を調べるのも重要な診断基準です。

医療機関は、患者の健康状態や生活習慣から
柔軟な対応が求められているのです。

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また、自らの白血球の基準値を知っておくことも大切です。

 

 

 

 

数値が少ない場合、多い場合はどうなるの?

白血球の数値少ない時は、つまり免疫力が落ちている状態と言えます。
風邪を引きやすくなった、流行型の病気に罹り、
ひどくなる場合が増えた。

そんな時は白血球が少ない状態になり
免疫が落ちていると言っても良いでしょう。

 

白血球が少ない原因は、体質的なものもあれば服用している薬が
骨髄やリンパからの白血球の生産機能を
低下させている場合があります。

白血球 数値 多い

 

また、ウイルス性の感染症や膠原病、リンパ腫などの病気で
白血球の生産が阻害される場合もあります。

 

風邪をひきやすい、感染症に罹りやすくなったと感じたら
一度病院を受診したほうが良いかもしれません。

また、白血球の数値が多い場合は、風邪や感染症に罹っている場合、
体内でウイルスや雑菌と白血球が戦っている証拠です。

 

顆粒球は戦いが激しくなると数を増やし、応戦します。
風邪を引くと熱が出る場合がありますよね。
発熱は、白血球が外敵を排除しようとして
炎症を起こしたことによるものです。

白血球 基準値

 

しかし、熱などの自覚症状がない場合でも
白血球が多い場合もあります。

 

白血球の数値多いと、白血病かもしれないと思われるかも
しれませんが、白血病とはまれな病気で、正常な血液には
まずない白血球が大量にある状態の時に疑いがかけられます。

 

ですが、血液検査で白血球が多いと診断された場合は、
一度病院へ行くことをおすすめします。

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